日大アメフト問題に学ぶ

みなさま、こんばんは♪
頭痛薬の大量購入で製薬会社に貢献する税理士菊池です。

事件発生から一カ月、いまだ、日本大学のアメリカンフットボール部の悪質なタックル問題でテレビはもちきりです。大学一年ですがアメフト部に所属した私としては、いろいろ考える事がある事件でした。

日大アメフト部、なぜこのような混乱状態が続くのか。そして、なぜ起きたのか。

このニュース報道では、組織と権力者の自分を守りたいという醜い行動、言動をみせつけられました。
日本大学だけではなく、加計学園問題で揺れる安倍総理率いる日本政府、スルガ銀行の不正融資問題、レスリング協会などなど・・・
ほかにも、森友学園問題、三菱自動車の改ざんの問題点も私は共通するものがあると感じます。

以下の通り一連の問題に共通する原因を挙げてみました。

コンプライアンスに対する姿勢

当たり前の誤算、自分たちは優秀という甘え、誰かがやっているというだろうという軽い考え。
コンプライアンスって予防措置的な役割が多いのですが・・・今回の場合、本質的にはそれ以前の問題です。

売上(成果)至上主義

安全性、社会貢献性を無視した利己主義的な発想。企業の現場では、「売上、利益を上げるのが仕事だ!」といった短絡的な発想しかないかもしれません。本来、企業は社会貢献での大きさ=売上、利益、であるはずなのですが・・・。理念や本来の目的に対する意識がなくなっている、いや最初からないのかもしれませんね。

独占・独裁状態

10年以上同じ役職の組織、1人または数人が仕切る組織のため、世間の意見が入ってこない、または、内部からも外部からも発言できない環境のため、方向性の修正を行うことができない。
ちょっとした感覚がエスカレートする、なあなあな体質による自己弁護を優先してしまうのが現状です。

一般常識と業界常識のズレ

上記の独占状態と本質的に同じですが、今までこうだった、上からやれといわれたから行動を起こすという、業界では常識のことでも、一般的には受け入れられないことに気付けない社会環境があります。企業でいえば、新卒で入社した会社の社風で教育された場合、仮定で基本的な社会ルール教育を受けなかったことなど、本人はあまり気づかないけど、「知らない」ことの怖さを感じます。

加齢

ずっとそのやり方でたり前にやってきたから、(本人は)当たり前の行動をとっている
凝り固まった考え方で時代の変化に柔軟に対応できない
「自分は間違っていないか?」という感覚がない
高齢者の運転免許更新の際に「認知機能検査」というのがあるそうです。これについて大学の先生が書かれた記事の中にこんな行がありました。

「受講者のうち、3分の1は返納した方が良いと思える人たちです。運転に自信がなくなった人は返すべきですが、そう気付くのはまともな人。大抵の人は、『信号機の位置が悪い』『標識の位置が悪い』『車が悪い』と、自分の運転を棚に上げて、物のせいにします。自分で判断出来ないのだから、周囲の意見を聞き入れるべきですが、まず言うことを聞きません」

・・・怖いです。私も確実に年を取りますし、「現状に気づかない」ことが一番問題。

ここまで長くなりました・・・。

そもそも、日大アメフト部問題のメディアの過剰報道も、ここまで事態が長引いて閉まっている原因の一つとは思います。若いみらいのある学生たちを大切に見守ってほしいですね。

時代は大きく変わりました。今までのやり方が通用しない時代になったことを認識し、
柔軟に変化する必要がありますね。

過去の経験は体が覚えています。
ですから、頭で考える際には、
「過去はこうだったから」ではなく、「今がこうだから未来は?」を考える姿勢が重要だと思います。
そうすれば自分の直感を信じて行動できると思います。

いろいろな問題に直面した時、それは成長できる、変化できるチャンスです。
問題の小さいうちから、きちんとその問題と向き合って対応していたらこんなに大きな問題にはならなかったかもしれないですね。

今回の騒動は、たった一つの、単なるラフプレーが原因で、大きな組織の統治体制の根本から見直す必要に気づけたわけです。

前出の会社も、騒動をきっかけに改善された企業もおおいはずですので、新しい時代の常識に対応した新日大アメフト部に期待したいところですですが・・・巨大従来型組織日大が変わることは難しいでしょうね^^

ひょっとして、私たち税理士としての発言も、これまでの常識や習慣に偏ってしまわないように気を付ける必要があるかもしれない、と自分のふんどしも締め直しながらブログを書きました^^

皆さまの事業や経営、お金に対する不安な気持ちをお聞かせください。力になれる事がきっとあると思います。愛を持ってご提案いたします。お気軽にご連絡くださいね。
今後の記事もどうぞお楽しみに^^♪

ライフクリエーター 菊池孝太郎
kotaro@mirai-keiei.com

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